ドルアーガの塔 プレイ動画

ドルアーガの塔とは

ドルアーガの塔The Tower of Druaga)は、1984年7月にナムコからリリースされたアーケードゲーム並びにゲームの舞台となった塔の名称です。

アクションロールプレイングゲームの先駆け作品でもあります。

1985年8月6日にファミコン版がナムコよりリリース。カセットROM容量は320キロビットです。

 

ゼビウスで認知される遠藤雅伸がゲーム設計を担当した本作品は、メインキャラのギルが悪魔ドルアーガの居城60階の塔を突破する物語になります。

決まった時間内に様々な敵キャラを撃破しながら、迷路のような各階層に配置された鍵を探し出しドアを開放して次なる階層に移動していくというゲームです。

各階層には主人公ギルのバトルを優位性を得るアイテムが入っている宝箱も隠されています。

最終目的は平和の象徴とされるクリスタルロッドを取り戻すこととドルアーガを倒すこと、それから最上階に束縛されている巫女のカイを救い出すことです。

ドルアーガを打ち破りカイを救出するには、様々なアイテムをゲットしてギルをレベルアップしなければならない。

宝箱を出すには階層ごとに定められた条件をクリアすることが必須です。

出現する条件には、

  • 「決まった敵キャラを数匹倒す」
  • 「ギルをある場所に動かす」
  • 「スタートボタンを押す」
  • 「レバーを決まった方向へ何回か入力する」

というような変わりダネのやり方もあるので探し出すのは大変です。

アイテムには主人公ギルにとって不利になったりするものもあり、また宝箱が出てこない階層も存在します。

ドルアーガの塔 ゲーム内容

4方向レバーと1ボタンを用いて

メインキャラのギルを動かします。

主人公ギルは迷路の壁面沿いにしか行動することができないですが、アイテムの一つのツルハシや、敵キャラが放つ呪文などを利用して壁面を破壊することで壁の場所も通り抜け出来るようになります。 攻撃手段はメインに剣を使用します。

ボタンを押すとソードを出して、ボタンを押している間は前方に構えます。

ソードを構えた状態で敵キャラに向かって移動することでダメージを食らわせられます。

スライムなどは一発で撃破できますが、ナイト等は1回の攻撃では撃破できず、倒すためには攻撃を何回か繰り返す必要が生じます。

ボタンを離すとソードをしまいます。

ソードを構える、しまうアクションの途中はガードも不可能な無防備な状況になります。

魔術師が繰り出す魔法は、シールドで受け止め防ぐことが出来ます。

シールドはソードをしまった状況だと主人公ギルの正面、ソードを構えた状態では左側を向くことです。

これを利用し、ソードを出したまま魔法を防御することも出来、この動きをしないと出てこない重要アイテムも存在します。この方式は、このゲームの他に、ゼルダの伝説系統のゲームでも取り入れられています。

つるはしをゲットしている場合だと、

壁面に向かって止まった状況下でボタンを押すと壁を破壊することが出来ます。

この時にボタンを使うため、同時にソードも抜き差しされてしまいます。

ただ外周の壁面は破壊できず、ツルハシの方が壊れてしまいます。

ギルをすべて失うとゲームオーバーとなるが、このゲームにはエンディングがあるため、60階をクリアした場合も強制的にゲーム終了となる。

ドルアーガの塔 ゲームストーリー

雄大なユーフレイト河の近くにあるバビリム王国は、天の神アヌが伝授したブルークリスタルロッドの煌めきによって栄華を極めていました。

だが、それらのウワサを耳にしたスーマール帝国はバビリム王国をへ攻め入り、天に掲げられたロッドを奪い取るためバビリムの民を下僕にして天高くそびえる塔を建設していた。

これに対しアヌ神は激高しの落雷を落とし、塔を崩壊させた。

しかし、すでに遅く、塔によりロッドの煌めきが遮られたことにより、イシターとの戦闘に敗れロッドに封印されていた悪魔ドルアーガが復活をなし遂げた。

ドルアーガは魔術を利用して塔を復元し天上界からブルークリスタルロッドを奪い取って塔内に立てこもる。

女神イシターの巫女カイはロッドを取り戻すため塔に侵入するもドルアーガの魔術に敗北して石化させられ、囚われてしまった。

バビリム王国のプリンスである主人公ギルは、ドルアーガに勝利してロッドを取り戻し拘束された恋人のカイを救出するべく、アヌ神より与えられた黄金の鎧を身に纏ってドルアーガの塔に挑戦する。

ドルアーガの塔 ファミコン版の特徴

オリジナルのアーケード版ではないファミコン版の特徴です。

迷路が狭く、色が違うアイテムがあります。

さらには獲得済アイテムボックスの配置順序が改善され、ツルハシ系とポーションの存在が常時チェックできるようになりました。

敵キャラのポジショニングがアーケード版とは違った階層があり、トータルで敵キャラの数が減少しています。

バランスの効果が「保有中のハイパー系アイテムの効果をプラス方向にする」と効果のほどが若干違っています。

そのため、ハイパーガントレットを除いたハイパー系アイテムはコンティニューを使用してバランスを後で取得してもドルアーガに打ち勝つ事が出来ます。

アーケードバージョンはバランスを後で取得してもイビル系アイテムのままになります。

ゴールドツルハシと下位のツルハシの2本を合わせて所有することが出来ます。

おかげで2本目がシルバーのツルハシならば、1回までなら外壁に対しツルハシを使って破壊しても、問題無くゲームを続けられます。

アーケードバージョンはゴールドのツルハシを手に入れた時点で下位のツルハシは無くなります。

魔師等の放出する魔法のカラーが、種類に左右されず全部白色です。

ドラゴンが息吹を吐いている状態では魔術師が魔法を放出せず、出現してもそのまま消え去ります。

しかし息吹が消え去った時に魔術師が魔法を放出するようになるので、特別な時間差攻撃になることもあります。

ドラゴン、ローパーがホワイトソード以下のソードでも倒すことができます。

魔術師には、ソードを出さずに通過しても即ミスにはならず、スタミナが減少するのみです。

ローパーには、ソードを出さずに通り過ぎてもいつもどおりにダメージを受けるだけ。

ドルアーガには、ソードを出さずに移動交差することが出来ない。足踏み状態のもとでナイトを倒せない。

ファイアーエレメントはソードを振っても消すことができない。

ダメージを与えた際に音を発します、アーケード版は逆になっています。

ソードの攻撃力と回復ポイントがアーケードバージョンとは異なっています。

上位のブックは下位のブックの効き目を兼ねていません。

一定の敵キャラの得点が異なっています。

ドラゴンとウィスプの移動速度が変わっています。コンティニューでのBONUSが一切無いです。

シルバーのツルハシが各階で3回までは壊れない、4回目で必ず壊れるように変わっています。

このスペック変更のため、ファミコンバージョンではゴールドのツルハシがクリアに必須アイテムではなくなっています。

ドルアーガを打ち破るのにブルークリスタルロッドは不要になっています。

このことはロッド系の効果のほどが「主人公ギルの体力が上昇する」効果に変えられているためです。

伴ってグリーン、レッド双方のクリスタルロッドもゲットする必要性は無くなっています。

イビルヘルメットのスタミナ値の変更がハイパーヘルメットと同様です。ただドルアーガとは戦えない。

41Fを攻略してもポーション系アイテムは無くならない。

このことはアイテムの収納スタイルがアーケードバージョンとは違い、消失することがなくなったからです。

ハイパーアーマーを保有している状態で魔法を浴びせられるなどでスタミナを最小値にすると、リング系統を持っていてもウィスプ系に接触するとミスになります。

ポーションオブデスの時間の減る速さがアーケード版よりゆっくりです。

44Fの魔術師の出現の仕方に違いがあります。画面上だと一種類しか出現しない。

よって、ターゲットの魔術師がいつになっても出ないという事が考えられます。

イビルソードの攻撃力がエクスカリバーと同様になります。

ですがドルアーガの分身ウィザードは撃破できない。

52階ではブラックドラゴンに代わりクオックスと化しているが強さはブラックドラゴンと同じです。

サッカバスを打ち破っても、ドアを通り過ぎることでまた現われます。

加えて、サッカバスは「ソードを出さずに接触するとすぐにミスとなる」という設定が割愛されていて、ダミーのブルークリスタルロッドも携えていない。

残り時間が60秒を切って以後に出てくるウィスプ系は青と赤一つずつしか現れない。

赤は残り50秒で、青は残り40秒で、それぞれ出現します。

60階で時間切れになってもZAPせずその階層で再びプレイ可能です。

一定の操作でステージ選択ができます。

その時に他の操作を混ぜ合わせることで、アイテムのチョイスも可能です。

ステージセレクトをした上でZAPして、戻された階層を攻略すると、バグった面が出現することがあります。

サファイアメイスを携えていないとルビーメイスが入手できなくなっています。

リング系アイテムは下位のリングが無いと上位のリングは手に入らなくなっています。

ドルアーガの塔 プレイ思い出

ドルアーガの塔はプレイした時期がけっこう遅くて、ドラクエなどをやった後からだったから、スゴイ難しいイメージが残っています。

説明書とかも無かったから操作方法や、攻略方法もわからなくて、全然進められなかった記憶があります。

ゲームセンターCXで攻略するのを見てこういうゲームだったんだと思いました。

三部作の一つだったのも知らんかったな。カイの冒険にも繋がっているんだと興味が湧いてきました。