ゼビウスとは
ゼビウス(XEVIOUS)は、当時のナムコより1983年1月にリリースされたアーケードゲームです。
種類は縦スクロールのシューティングゲーム。
リリース時のうたい文句は「プレイするたびに謎が深まる! ?ゼビウスの全容が明らかになるのはいつか?」です。
ギャラクシアンまたはギャラガと肩を並べるナムコのシューティングゲームの名作品として大ブレイクし、タイトーの『スペースインベーダー』に次ぐ売上数を上げています。
後々に数々のパソコン、自宅用ゲーム機に移植されました。 森や砂漠、海などを含んだ大自然をステージとした展開とキャラのシルバーカラーのグラデーションによる演出など、その当時の中心だった原色メインとは違った色の使い方が特徴的です。
それから、自機体をコントロールして、敵キャラを撃ち、全滅する、といったゲーム性の物でしかなかった当時のシューティングゲームとは異なっており、遠藤雅伸さんが作りこんだイメージやシナリオが前面に押し出されていて、ただ戦う事やゲームに限らず楽しめるファクターを浮かび上がらせたのが主要な特徴になります。
またゲームの進め方で困難さが変わったり、隠れキャラや隠しコマンドとか、その時代では初めてのコンテンツも多数あります。 ファミコンソフトに移植した場合には、ファミコン最初のキラーソフトというふうにも呼称されました。
リリースから9か月してからゲームの難しさの設定方法や隠しコマンドが見つかって大変な波紋を呼んで、それらを載せた雑誌「コンプティーク」はほんの何日かで売り切れ状態となり、ゲーム情報誌各社にはウラワザ、隠しコマンド関連の質問事項で1日ずっと、電話が止まらなかったそうです。
この事をきっかけに利用者がファミコンゲームソフトに、隠れキャラ、ウラワザ、隠しコマンドを要求する風潮が強まり、そのために隠しコマンドの情報ページに精を出す動きがみられるようになって、こういった類の要因はファミコンソフトの物差しになりました。
ゼビウス ゲーム内容
自分の機体ソルバルウを操作して、敵組織「ガンプ」が統率するゼビウス部隊の敵機体や地上ウェポンを撃砕し進んでいきます。
ステージには空中と地上の目標が在り、空中の敵キャラには対空アタック兵器・ザッパー、地上ウエポンには対地アタック兵器・ブラスターで攻撃をかけます。ザッパーは原則3連射です。
ブラスターは自分の機体の少し前に照準があり、この照準内の十字のセンターに落とすと上手く破壊できるようになっています。
大地上の敵でブラスターにより破壊できそうでれば、照準内の十字の部分が赤く光るので、攻撃できる対象かどうかが把握できるようになっています。
大地の敵キャラは発生パターンが変化しないので、記憶していたら楽に対応できるが、空中に出てくる敵キャラはプレーヤーの操作状態によっては出現パターンが変わる模様です。
これはある程度の地上施設を壊すことで、敵キャラの発生プログラムに影響があって、それによりパターンが変更される。このシステムによってゲームプレイに変則性が得られていた。
同じジャンルの二番煎じのゲームソフトでは、敵キャラの発生ケースが全て固まっているのが大半なので、本作品を持ち味の要因の1つです。
エリアは合計すると16種類。おのおののエリアは8画面分あります。エリア16以後については、エリア7?エリア16の繰り返しになります。
その中でもエリア16は困難さが一番高くて、この面を乗り切るくらいの実力を手に入れることが可能ならば何度も繰り返してゲームを遊ぶことができると言われている。
エリア途中で敵キャラの攻撃を食らって自分の機体が破壊された場合だと、そのエリアの70%以上を進んでいればその次エリアからスタートできます。