フォーメーションZとは
フォーメーションZは、1984年にジャレコが稼動させたアーケードゲームです。
1985年4月4日にファミコン向けに移植されました。
これ以外に、PC-8801等のパソコンバージョンにiアプリバージョンなどが発売され、そして、PlayStationソフト「ジャレココレクションVol.1」にファミコンバージョンの移植が収録されていた他、ゲームボーイアドバンス用「じゃじゃ丸Jr.伝承記?ジャレコレもあり候?」としても収められています。
TVアニメ「超時空要塞マクロス」などといった有名作の関係により、その時のアニメ界やオモチャマーケットには一過性の可変ロボット人気が爆発していたようです。
この作品はそれらの流行がゲームマーケットに飛び火したタイトルです。
フォーメーションZはどんなゲーム?
サイドスクロールのシューティングゲームになります。自分の機体「イクスペル」は変形戦闘機体となっていて、ロボットフォルムと飛行フォルムに形態変化することが出来ます。
飛行機の形態では高速飛行できるがエネルギー消費も著しく、0になると地面に墜落することになります。エネルギー補充は大地の上に設けられたエネルギータンクと触れることで行います。
アタックには、速射可能である「パルスレーザー」と、攻撃ボタンを押して溜め撃ちで射撃できる大きい破壊力の「ビッグバン」が実装されています。
ボスキャラクターなどビッグバンでしか撃破困難な敵キャラもいるため、2種の攻撃の使い分けがキーポイントになります。
そして、溜め撃ちアタックのビッグバンは、シューティングゲームにおいてはチャージショットを築き上げたアイレムの「R-TYPE」よりも3年早く取り入れられており、本作品はそのさきがけともいわれます。
地上面でエネルギーを蓄えて、海の面でエネルギーを費やす流れが多いと言えます。
飛行機形態は速度が速すぎるためコントロールが困難で、ロボットフォルムは爽やかさが不足しています。
ファミコン版はファミコンソフトの中でも「無理ゲー」と言われるほどのゲームになっています。